不眠が続いて常に眠れない状態で、食生活を見直したり、運動したり、色々やってるけど不眠は改善しない…でもセックスをした後はすんなり眠ることができた!という経験はありませんか?
実際に日本人の人口の20%(5人に1人)は不眠症に悩まされているといいます。不眠症といっても軽度のものから重度のものまであると思いますが、中には症状が改善せず、寝付いてもすぐに起きてしまったり、眠れずに昼間集中力が続かず仕事にも支障をきたしている方もいると思います。
様々な改善策を行なって眠れない人がたどり着くのが「セックス後による睡眠」と言われています。しかし、本当に効果があるのでしょうか?そしてオナニーではなくセックスでなければ効果が出ない理由などをお伝えします。
不眠問題を放置しておくと大変なことに
眠れないくらいで気にしすぎ!と思われるかもしれませんが、「不眠症」は高血圧や糖尿病、認知症や脳卒中などの脳の病気、PTSDや統合失調症などで有名な心の病気、神経系のリウマチや、かゆみを伴うアトピー性皮膚炎、ぜんそくなど様々な病気を引き起こす原因になります。
紹介した一部の病気は眠れないことで悪化して行く傾向にあり、眠らないことで血圧が上がってしまい、常に血圧が高い状態であったり、かゆくて眠ることができずに、眠らないと治らないアトピー性皮膚炎などは不眠症であるがゆえに治りづらい傾向にあります。
また、「眠れないくらいで大げさ」と思われるかもしれませんが、一つ一つ治していかなければ病が病を引き起こし最悪の場合死に至る可能性もあります。では不眠症にはなぜセックスが効果的なのでしょうか
セックスで不眠症が解消されるメカニズム
すでに生理現象として体感している方もいらっしゃると思いますが、セックス後は睡眠が促進されることが生理学的にもわかっています。睡眠を得たいがためにセックスを行い続け、セックス依存症になってしまう例も少なからず確認されています。そのくらいセックスは不眠症を解消できる有効な手段と言っても過言ではありません。ではなぜセックスをすると眠くなってしまうのでしょうか?
セックス後に不眠が解消されるのはホルモンのせい
セックス後に脱力感を引き起こしリラックスできるのは「オキシトシン」「エンドルフィン」という2つのホルモンが関係しています。「オキシトシン」は別名「愛情ホルモン」と呼ばれており心身をリラックスさせる効果があり、「エンドルフィン」は「脳内麻薬」と呼ばれることもあり、モルヒネ同様の効果があり、多幸感をもたらします。二つのホルモンは「リラックス」と「ハイ」な両面をもちますが、要素としてその「リラックス」と「ハイ」な成分はセックスに当てはまります。
だからこそセックス後はリラックスや幸福感を得て、血圧や脈拍が下がり眠くなってしまう現象が起きます。また、それとは別に、セックス後は男女とも別々の「眠り」に関するホルモンを分泌しています。
男性がセックス後に分泌するホルモン
セックス後に眠くなってしまうのは男性なら経験があると思います。それが原因で女性に怒られることもセットでよくある話ですよね。
男性がセックス後に眠くなる理由は「プロラクチン」というホルモンが働いているからです。オーガズムを感じたり、主に射精後に分泌される「プロラクチン」は性欲を抑制し、脱力感や眠気を誘発する効果があります。また、「プロラクチン」は女性からも産後に良質な母乳を作るために分泌されたりもします。
女性がセックスの前後に分泌するホルモン
男性に対して女性からはセックスの前後で「エストロゲン」というホルモンが大量に分泌されます。エストロゲンは女性らしい体を形成するホルモンで肌や髪をはじめ、400以上の機能を持つ大切なホルモンです。また、深い睡眠部分である「レム睡眠」を増大させてくれるので、安眠効果もあるホルモンです。
オナニーでは不眠は解消できません
男性の場合射精後に分泌するホルモンで眠くなるんだったら、セックスじゃなくて、オナニーでもいいじゃないか?と思われるかもしれませんがそれは大きな間違いです。「愛情ホルモン」と呼ばれる「オキシトシン」の分泌は触れ合いが条件です。オナニーでは分泌されません。仲直りのセックスがオーガズムを感じやすいのはストレスを減らし、それを安心に変えてくれる効果があるからです。
不眠症を解決したいけどセックスの相手がいない?
決まったパートナーがいなくて、不眠をセックスで解決したいと思っている人はあなただけではありません。世の中にはいろんな悩みを感じている人がいて、それがセックスと直結していることも少なくはありません。しかし、こういうデリケートな理由は周りの人に言えるものではありませんよね、現在そういう人たちが利用しているのがSNSや出会い系サイトなどのネットでの出会いです。
私自身も出会い系サイトを利用してセックスフレンドを探すことはよくありますが、不眠の女性はかなり多い印象があります。同じ悩みを持った男性であれば割り切ってすぐにでもセックス→快眠の流れは簡単に作れるはずです。出会い系サイトに登録し、1ヶ月も経てばぐっすりと眠るためにセックスパートナーを2.3人は用意できるはずです。